2004年10月01日

『トランスポーター』

テレビで見た映画の感想を全部書くつもりではないんですが、書く気があるうちに書いときます。

これは先週の日曜洋画劇場だったかな。2002年フランス、製作リュック・ベッソン、監督ルイ・レテリエ/コーリー・ユン、出演ジェイスン・ステイサム/スー・チー/マット・シュルツ/フランソワ・ベルレアン。
内容は『ザ・ドライバー』かと思わせて実はワンマンアーミーもの。死刑執行人シリーズとかああいうのけっこう好きなので、意外に楽しめる。元軍人の凄腕主人公に謎の女や組織がからんでくる話の展開もピナクル・ブックスのパターンそのまんま。いいぞ。主人公につきまとう刑事のフランソワ・ベルレアンは前に書いた『氷の海に眠りたい』にも出てた。
さてリュック・ベッソン製作らしく、てんこもりアクション場面に脈絡なさすぎ。ストーリーなんか二の次だという気持ちはわからんでもないが(そのための格闘担当監督コーリー・ユン起用なのだが)、さすがに、ね。
あと、冒頭のカーチェイスはCGを使わない生のカーアクションとかいってたが(いってたのは日曜洋画劇場案内解説の片山右京だけど)、細切れ編集カットでごまかしてるだけじゃんか。マンガのコマ割りみたいなずたずたショットの貼り絵で、逃げる車と追う車の動的な位置関係もわからないからチェイスの迫力まったくなし。せっかく撮影したフィルムをあんなに切り刻んで台無しにするぐらいなら、適当に合成処理か何かでインスタントに片付けたほうがいいのに。どうせ真面目に見せる気がないのなら。
インスタントといえば、主人公がヒロインに食わせてた即席ヌードルみたいなの、何だろう? 袋ラーメンのような麺に水入れて電子レンジにかけてたけど?

2004年09月30日

『陰陽師II』

テレビ放映。初見。
このてのオカルト呪術合戦にまったく興味が湧かない自分を再確認。
前作(もテレビ放映で見たのみ)でも思ったことだが、鬼が出ようが妖怪が出ようが平安時代は退屈でおじゃるのう。退屈だから出るのかもしれないが。
須佐の変身メークはジミー大西にしか見えない(後に安岡力也にグレードアップ。グレードアップなのか?)。伊藤英明のアホヅラは悪くない。

倉阪鬼一郎先生も陰陽師ヒーローものを書いてるけど(『大鬼神』)、見当違いみたいな自爆テロをやるもう一人の呪術師のほうがずっと倉阪的キャラクターで面白かった。なんたって、悪役なのにヒーローと戦わないんだよ。すげえ。

2004年09月28日

TVムービーふたつ

録画しておいたジェームズ・ガーナー主演『スキャンダル』(1998)てのを見ました。
弁護士もののTVムービーで気軽に楽しめると思ったのに、なんでこんなにおもしろくないの。ストーリー、キャスト、演出、テーマ、カメラワーク、何でもいいから一個ぐらい見どころをみつけようと思ったが、なかった。スチュワート・コープランドのお気楽音楽ぐらいか。べつにどうってことないけど。ジェームズ・ガーナー皺くちゃすぎ。もはや画面に見せてよい姿ではない(ただの老いぼれじいさん役なら別)。

TVムービーといえば少し前に見た『氷の海に眠りたい』(1998)はけっこうよかった。『アメリ』のオドレイ・トトゥが出ているというだけの理由で発掘ビデオ発売されたフランスの渋い刑事もの。フランスの犯罪映画によくある陰気で寡黙な乾いた調子が貫かれていて、特筆するような出来というわけではないが、これぐらいきちんと撮られた刑事ドラマが普通にテレビで見られるのならフランスは素晴らしい国だ(たぶんそうじゃないだろうけどね)。
回想場面をビデオ撮影で挿入する実験的な遊びもあって、成功しているとはいいがたいが意気込みが好ましい。

『D.N.A.』 The Island of Dr. Moreau (1996)

(えーここは別にテレビ評コーナーではないんですが、リクエストがありましたので、じゃあ見たばかりの深夜映画の感想でも。語り尽くされた作品でしょうが)

監督:ジョン・フランケンハイマー
出演:マーロン・ブランド、ヴァル・キルマー、デイヴィッド・シューリス、フェアルーザ・バーク
おなじみH・G・ウエルズ原作の再映画化だけど、これはドクターモローというより地獄の黙示録。
はじめのほうは『ドクター・モローの島』(1977)そのまんまな感じで新鮮味がないが、白塗りカーツ大佐(じゃなくてモロー博士)が死ぬあたりから内ゲバ&暴徒化の殺し合いだけが混沌と続くどろどろぐちゃぐちゃキチガイ映画に――なってくれたら面白かったんだが、なりそうでならない。中途半端。ちょっといい壊れ方しそうで詰めが甘いのはいかにもフランケンハイマーなんだけどね。マーロン・ブランドもどうせ嬲り殺されるなら、内臓引きずり出されたり首が転がったりするスプラッターな死に方すればよかったのに。そのほうが本人も楽しかろう。ヒロインは『ドクター・モローの島』のバーバラ・カレラよりこっちのフェアルーザ・バークのほうがいい。

総評―『悪魔のいけにえ』(真性ファッキン映画)は無理だが『悪魔のいけにえ2』(なんちゃってファッキン映画)にはなりえたかもしれぬ残念な出来。それにしてもフランケンハイマーはつくづくマシンガン乱射が好きだね。

TBS『水曜プレミア 世界最恐JホラーSP日本のこわい夜』(2004/9/23放映) 感想

「くも女」 監督:中村義洋
都市伝説ものはおもしろいけど落とし方で成功した例はほとんどないのが残念。でもまあテレビならこの程度でもいいよ。テレビにしてはきちんと作ってあるよ。

「すきま」 監督:鶴田法男
悪くはないが、ほんのさわりだけって感じ。

「大生首」 監督:白石晃士
おもしろくない。モロ師岡や麻丘めぐみが出てるせいかなと思ったが、そうではなくて話がオカルトものだから。内容の乏しさに比して長すぎ。あとどうでもいいが、発語の不自由な若い女優によるOL日常風景はつくづく鬱陶しい。

「金髪怪談」 監督:清水崇
遊び半分に変なもの作りたかったんだろうけども。
いまどき「パツキン」で笑えってのは無理。

「予感」 監督:落合正幸
フジテレビの「世にも…」と何が違うの。
と思ったら「世にも…」作ってる人か。せっかくの機会なのに、あれとは違うもん見せようという意気込みはないのか。制作側に。

総評―見どころゼロではなかったのでよかった。

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