2006年06月06日

ぱっとしないミステリー映画2つ

『うつつ UTUTU』(2001)
原作は連城三紀彦の短篇「夜の右側」。監督は当摩寿史、出演は佐藤浩市、宮沢りえ、大塚寧々ほか。
冒頭に「愛する女性との結婚生活は素晴らしいものだ」というような意味の今どき無邪気すぎる主人公のモノローグがあることから、展開は推して知るべしの浮気話サスペンス。「ゆるぎないものと信じていた日常が崩れる」というタイプのサスペンスもの(映画でも小説でも)がたいてい面白味に欠けるのは、前提の「日常」の描き方が、そんなん崩れるに決まってるだろとしか思えない薄っぺらさになっているからなんだな。薄っぺらいほうが崩しやすいだろうけど、楽しちゃいかん。

『フラッシュバック』(2001)
監督のジェイ・ロウィは最近『ワイルドシングス3』とやらいうTVムービーを撮ったりしている人らしい。出演はレイチェル・リー・クック、ジョナサン・リス=マイヤーズ、ショーン・ハトシーほか。
病院に運び込まれた青年が語る寝取られ男の話。最後に真相が明らかになるミステリーだが、こういう構成(過去の出来事を断片的に語っていく)ならもっと緻密に組み立てるか、アイデアを大胆に練るかしたほうがよかっただろう。映像は思ったほどひどくなかった(最悪のものを覚悟していたせいだが)。
この記事へのコメント
タイトル見て思わずクリックしちゃいましたw
私もブログやってるので(つまらないけどw)よかったらみに来てくださいねっ!
Posted by ゆきな at 2006年06月07日 16:01
映画の話とは全く関係なく、トップのシュモクザメが気に入ったので座布団一枚。

日本映画で恋愛の凄みのある映画って思い浮かばないのですが、並木先生ご推奨の一本はどれですか?
Posted by やおちゅー at 2006年06月08日 11:55
恋愛の凄みですかー。正直いうと恋愛映画はどこを楽しめばいいのかよくわからないんですよねえ(ドンパチ好きなもんで)。コメディかミステリーでくるんであればまだ楽しめるんですけど、凄みというと、阿部定みたいな? いやー逆に教えてほしいです。
ときに、このまえテレビで『東京タワー』見てあまりにあまりな台詞のオンパレードに、いくらなんでもこんなにひどいはずはないと思い、原作を確認せねばと思いつつまだ確認してないです。
Posted by namiki at 2006年06月09日 02:31
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