2010年08月07日

NHKの番組

 録画しておいたNHK「ディープピープル」の漫才師の回(出演は水道橋博士、増田英彦、中川剛)を見たが、意外に面白くなかった。なんだか話のはずまない顔ぶれということもあろうが、それだけではあるまい。
 映画監督のインタビューは好きなのだが、そういえば作家へのインタビューはあんまり面白くない。映画製作の場合はカメラや照明やセットや俳優など、様々な要素がからんでシーンを創り上げるダイナミズムがあり、裏話や具体的エピソードにも事欠かない。
 作家や漫才師の場合、せいぜい一人か二人でおこなう取材や打ち合わせの作業があるだけで話に広がりがない。「どうやってアイデアが浮かぶんですか」といった馬鹿みたいな質問を投げかけられたところで、面白い話を返せるはずもない。具体的エピソードといっても、作家が使う資料だとかワープロソフトだとか、漫才のセンターマイクがどうだとか、どうもスケールがせせこましい。
 漫画家の場合も似たりよったりだが、これがアニメ映画監督だと面白くなる。浮かんだアイデアを具体的にどう実現するかという、その、専門技術をもつ者たちが問題を解決しながら共同作業で創り上げていく部分が面白いからである。
 やはり裏話をきくなら本や漫才のことより、映画がよいということがあらためてわかった。それも、出演者にきくより監督やスタッフのほうがよい。ただし聞き手が馬鹿だと誰を呼んでも駄目である。

 NHKといえばついでに、アンコール放送でさきほど最終話まで見た「ハゲタカ」はテンポがよくてなかなか面白かった。昨年末放映の「外事警察」はせっかく日本で珍しい本格的なスパイスリラーと期待したのに、弛緩した脚本と演出で期待はずれだった。NHK土曜ドラマはこの二つしか見ていないが、「ハゲタカ」のほうがずっとよい。台詞やシーンが劇画調でなんだか青年コミック誌を見ているようではあるが。
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